地産地消をテーマにあらゆる可能性を求めて活動する元気な「NPO法人もったねえよいちはら」です。
養老川の支流、古敷谷川。里山をめぐる川は、流れの水位と耕地との段差が大きいのが特徴です。江戸末期から明治にかけて養老川上流域に多くつくられた長水路は、トンバ(止場)と呼ばれる取水口からテビと言う用水路で等高線に沿って山裾をめぐります。ある時は地にもぐり、トンネルを抜けて、何キロも先まで流れて行きます。川から直接水を導くことのできない高地の田にも、長水路で水導かれていきます。
現在も使用されているのは数カ所だけとなっていますが、高低差を考えながら方向を定め、人の手で岩を掘り抜いて作られた水穴(トンネル)は、小さく見えても人が中を歩ける大きさがあります。重機もなく文献も少ない時代、先人の土木技術の高さにおどろかされます。
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